まとめ:今回の講師はベテランの校務員で大先輩です。この方の物づくりにおける知識は豊富で、とても1回の研修で学べるものではありません。今年度で定年になってしまわれる惜しい方です。少しでも知識を吸収できる今回の研修は、とても意義がありました。
 研修に際し、研修の構成、段取り等「人に教える」ということになれない校務員が、研修の講師を受け持つのは、前もって、とても労力を使い、自分がやらねばならない仕事の他に時間を割かねばいけません。
 本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
先生からの注文の時
 (校務員が何をしているか上司が把握する)
上司に連絡
 
打ち合わせ(どのような掃除道具入れにするか)
・中に入れる物
・置き場所
(それにより寸法や形状が変わる)
 
見積もり
(予算で材質が変わる)
ホームセンター等で材料の価格を見積もり、上司、事務員等と打ち合わせ。
 
墨付け
 ↓

切り出し
・大きさに規制がないときは、端切れに無駄が出にくい寸法にしたい。
(例:ベニヤ180×90のとき、90×60×45)など。
 
丸ノコの使用法
・刃の出る量を調整(出過ぎはキックバックの元になる)。
・角度を付けた切り方ができる。
・丸ノコ固定用T定規が便利。
・角度調整できる定規があると便利。
・材料が動かないようクランプで固定する。
 
接着
・堅い材質にビス止めするときは、下穴ドリル(刃)を使う。
(頭をなめない、ねじ切らない、皿部の出っ張りが収まる)
・ナミクギ(軽量材同士をつなぎ合わせるのに便利)
 
設置
・地震などの転倒防止策をする。
(L字金具で固定。コンクリートビスで打ち込むなど)
第6回

 日時:平成24年9月13日(15:00〜16:00)

 場所:共栄小学校

 内容:掃除道具入れの作り方

目的:木工実習の具体例として「掃除道具入れ」の製作を仮定し、「注文」「上司との連絡」「打ち合わせ」「墨付け」「切り出し」「接着」「設置」など、学校における「物づくり」の知識を高める。
校務員研修会