校務員研修会
第5回
 日時:26年9月4日 木曜日(15:00〜16:00)

 場所:精華小学校

 内容:施設修繕について
     (修繕箇所の対処・電気保安など)

 講師:教育総務課 大野様
電気の修繕について
 基本、電気工事士の資格を要する。(学校の場合、更に自家用発電500v未満を扱える資格を要する)

壊れたときの対応は
・壊れた部品を揃える。
・電気が通電しているか確認する(テスタや検電器で調べる)。

やむを得ずコードの結線をする場合の結線方法やテープ巻きによる絶縁方法を学ぶ。


安全な作業に心がける。
(万が一、感電等の事故があったときは、教育委員会に報告する)
トイレの漏水対応 
 何が原因で漏水しているかを確認しながら対応(バルブ等の部品を全て外して対応するのではなく、1つずつ状態を確認して、どの箇所が不良なのかを突き止め、その部分のバルブ等の洗浄や交換をしていく)。
 古い施設の場合は器具の手前の鉄管が詰まっている場合もある。
ドアノブの交換
 学校によって、種類が様々。サイズや形状を、良く確認して購入すること。
ドアノブを外すときに工具で傷をつけ、バリなどでケガをする危険があるので留意する。
「ご近所付き合い」というか、他の校務員と相談して知恵を出し合い対応できると良い。
研修を終えて
 今回、講師として教育委員会の大野様に来て頂きました。ありがとうございました。
 現在、学校校務員は正規と嘱託の混合なので、経験豊富な方ばかりではありません。学校では、多種多様な修繕項目があります。それを対応するのは、経験とスキルですが、始めたばかりの方には何も分からず「できません」となるでしょう。
 今回のような研修で、「できるかもしれない」とか「やってみよう」とかの気持ちになって頂けたらと思います。
個人的には、今回の研修項目は実践していることでスキルアップにはなりませんが、これからは、このような研修を進めて、嘱託の方や、修繕経験の浅い方のための場を設けていくことが大事だと思います。
 また、「ご近所付き合い」の窓口になるのは、基本は業務主任でしょう。そのため、その方の経験やスキル、人間力は重要ですね。
 修繕にあたっては、上司との連携は最も重要です。私の場合、「この修繕をするには、私では数種類の方法で、費用はこれぐらいかかります。その状態以上を望むなら、業者依頼にになりますが、どうしましょうか」などと教頭先生と相談してから対応しています(難しい事項の場合)。限られた予算の中で、校務員が、どのような動きができるのか 報(報告)、連(連絡)、相(相談)は、とても大事ですね。
 教室の木製の床板が腐食して浮いてきた。この例では、通常の状態に修繕することは校務員には難しい。上司と相談し対応を検討する。そこで、修理するための予算は早急につかないが、危険なため応急的に校務員に何とかして欲しいと依頼された場合、浮いた板を外し、その大きさにしたベニヤ等をビス留めすることが考えられる。上司と協議をすすめ、それで良ければ実行となる。コンクリートで固めるという選択だと、後の通常修理に負荷になります。
 「やってみよう」という意欲は大事だが、「思い込み」による対応は危険ですよね
トイレの配管を見本に対応を語る
講師の話に耳を傾ける